こなまみれが
できるまでの想い

1. 

   息子が将来
   自立して生きていけるために

   特性を持って産まれた息子はのびのびと育ちましたが、いずれ訪れる将来を考えると、どうしても不安がありました。
   息子には姉がいますが、息子のことを姉に任すわけにはいかず、何とか私たち親が生きている時までに自立できるようにしてあげたい。
   そのためには、手に職をつけてお金を稼げるようになるのが一番。
   そう考えたのですが、息子は朝起きるのがとても苦手なので、勤めに出るのは難しい…。
   それならと、無理なく自分のペースで働ける、自営で融通の効くお仕事を探し始めました。

2. 

   きっかけは母が好きな
   パンづくり

   息子が楽しく続けられて、かつ私たち親がサポートをしてあげられることはなんだろう。
   たどり着いた答えは、母が趣味でしていたパンづくりでした。
   息子は、こだわると奥深くまで追求しなくては気が済まない性格です。
   そのこだわりをパン作りに生かせるように、息子がパン作りに今後もずっと興味を持ってもらえるように、一緒に働きながら教えていきたい。
   そして、自分たちのこの挑戦が同じお悩みを持っている方々の力となり、良き相談者にもなれるようにという想いで、家族全員でパン屋さんを始める決意をしました。

   
3. 

   息子とともに
   1からスタート

   母はパン教室でパンづくりを学んでいました。
   しかし、お店を開くなら我流ではいけません。
   そこで、パン屋さんが主催しているパン教室アカデミー研修会に親子で参加しました。
   息子と一緒に、パンづくりを1から見直したのです。
   息子は、「大きなメロンパン」と「ミニドーナッツ」を、母は「こだわり食パン」を。
   その他にもたくさんのパンを考案し、お客さまに喜んで食べてもらえる商品としてご提供できるようになりました。

   
4. 

   こだわりがたくさん
   つまったお店が完成

   パン工房の建物にもいろんなこだわりをつめこみました。
   我が家のたくさんの希望を、大工さんにていねいに仕上げていただき、予定より6か月長くかけて完成しました。
   そんなこだわりいっぱいの「パン工房こなまみれ」。
   ぜひご来店いただき、おいしいパンをお腹いっぱいお召し上がりください。